野菜は、健康のために食べなくては…ではなく
美味しいから食べたい!と言ってもらいたいと、笑顔で語るのは深澤園美さん
早期からパソコンでの
経営管理の着手や
JAフレッシュミセスの
発表会への参加により
平成10年、むらおこし分野で
ときめき女性に認定されました。
ご家族は、深澤さんご夫婦と
ご主人のご両親
娘さん2人は結婚、就職で
それぞれ家を離れました。
跡継ぎの長男と、深澤さんご夫婦の3人で
沼津市でお茶、お米、野菜(キャベツ、甘唐辛子、茄子、プチヴェール)を作っています。
■ 主な生産物
品質の良いお米とお茶作り
有機栽培のお米は、息子さんの就農とともに規模拡大をしました。
お茶は生産者7人の共同で、工場と販売所サンスルガを運営し
自園自製、農家直販の静岡茶を販売しています。
昨年は、急須を使わずに本格的なお茶が淹れられる
オリジナルの商品、ドリップ式のお茶を商品化しました。
ドリップ式の利点は香りが楽しめること。
お湯を注ぐと、ふわっーと日本茶の香りが立ちこめます。
お茶離れが進む昨今、アイデアでお茶の普及に努めています。
■ 美味しい野菜作りを目指して
プチヴェールという名の野菜を知っていますか?
芽キャベツとケールの交配により生まれた野菜で
栄養価が高く、日持ちも良く、和洋中、どのお料理にも使いやすい
良いこと尽くしのお野菜。
その栄養価は驚きの
カルシウムは牛乳の4倍、繊維はさつまいもの3倍
ビタミンEはほうれん草の2倍、カロテンはかぼちゃの6倍 !!!
沼津市内の小、中学校の給食にも使われています。
このプチヴェール、深澤さんが今、一番力を注いでいる野菜です。
プチヴェールを使ったおしゃれレシピはコチラから↓
【ときめきレシピ】深澤園美さん プチヴェールのニース風サラダ
これがプチヴェール、プチヴェールとはフランス語で”小さい緑”
収穫するのは土から伸びる幹の脇芽です。
調査隊も一緒に収穫、ひとつひとつ丁寧にもぎ取ります。
2012年の春、新東名 駿河湾沼津SA NEO PASA内の農産物直販所と
JAなんすんの常設西部産直市 KAU~らができ、流通の形態も変わりました。
収穫したその日に店内に並び、お客さまの反応が直接わかるようになり
野菜も指名でお客さまがつく時代に。
品質の良い野菜を作り信頼を得ることが大事です。
深澤さんは、何もせずにそのまま食べるのが美味しい野菜を作ろう、と
ますます野菜作りに身が入ります。
駿河湾沼津SA内の農産物直販所(左)
■ 農家の女性として、そして家族のこれから
夫婦とはパートナー、理想の関係で楽しく農業をしていきたい
男女共同参画の推進委員になった当時
農家は「これは男がやる仕事」「これは女がやるもんだ」という、昔から続く常識や封建的な面が多くありました。
私自身が農家の生まれなので、一緒に働くことは苦ではないけれど
仕事には男女の区別なく"お嫁さん"ではなくお互いのパートナー
というスタンスでやってきました。
それは主人や家族に理解があるからできたこと。
平成17年には家族経営協定を締結しました。
「農家は仕事も生活も家族一緒。なんでも解り合える関係でないとね。」
取材の間も、傍らでお仕事をするご主人に
「そうだよね?」と何度も確認する姿に
これまで何もかも一緒にやってきた様子を垣間見ました。
「息子が就農したので、これからは引き継いで行く時期。
私たちは2人で新しいことへの取り組みへ移行して行きたい」と
これからもご夫婦二人三脚で楽しく農業を続けます。
■ ときめき女性へのときめき
「大変だったこと?忘れちゃったー!」と笑いながら答えた後、
では、良かったことは?の質問には
旬の野菜の採れたてをすぐに食べられること
夫婦一緒に仕事ができること…と次々楽しそうに答えてくださる
明るく前向きな考えと、ご家族の仲の良さにダブルでときめきました!
自分で収穫したプチヴェールを、シチューとサラダで食べたら美味しい!
美容と健康に敏感な女性や、子供の健康を気遣うお母さんたちに
注目されれば、ブームを起こせるのでは?と本気で考える調査隊でした。
ーーーInformation ーーー
新鮮な野菜のお求めは
http://www.ja-shizuoka.or.jp/nansun/syokunou/santyoku/kau.html
サンスルガ 販売店
TEL.055-968-1788
営業時間 9:00~17:00
住所:静岡県沼津市井出2143-2
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